展開公式を使って計算を楽にする方法。二桁の掛け算でも筆算は必要ない?
「小学生じゃないんだから、
二桁の掛け算なんか面倒でやりたくない!」
高校数学の問題で
二桁同士の掛け算が出てきたら
こんなふうに思いませんか?
とは言え、仕方ないので
ノートや問題用紙の片隅で
筆算をやるしかありません。
ですが場合によっては
筆算ナシで楽に計算できることがあります。
例えば前回の記事
計算を楽にする覚えておくべき累乗数&平方数。平方数は語呂合わせで
で、16〜19の平方数は覚えましょう・・・
とお伝えしましたが、
432のような
もっと大きい数の平方数でも
筆算なしで比較的簡単に求められます。
(中学3年生でも学んだ方法ですが
使っている人は、ほとんどいません)
今回は筆算なしでできる
掛け算についてのお話です。
▼展開公式を使って掛け算を楽にする。
1、平方数の場合
先程の432を例に説明していきます。
展開公式を使えば、
筆算なしで楽に計算できます。
432
=(40+3)2
=402+2・40・3+32
=1600+240+9
=1849
他にも282なら
282
=(30−2)2
=900ー120+4
=784
こんな問題、
中3でもやりましたよね。
展開(乗法)公式の
(a±b)2
=a2+2ab+b2
を利用した求め方です。
この方法に慣れれば
暗算に近いレベルで
答えがわかります。
2、展開公式が使えるケース②
42✕38のような場合にも
楽に計算できます。
これも中3でやった展開公式
(a+b)(aーb)
=a2ーb2
を利用すれば良いのです。
42✕38
=(40+2)✕(40−2)
=402ー22
=1600ー4
=1596
他にも例を出すと
51✕49
=(50+1)✕(50ー1)
=2500−1
=2499
3、分配法則を使う場合
14✕13のように平方数に近い時も
楽にできます。
14✕13
=14✕(14−1)
=142ー14
=196−14
=182
前回ご紹介した
192=361を利用すれば
19✕18
=19✕(19−1)
=361ー19
=342
②、③のように
近い数字同士の掛け算の時は
考え方を変えれば
筆算なしで楽に計算できます。
ちょっとしたことですが
この方法に慣れれば
計算の負担が減ります。
ぜひ使ってみてください。
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