高校数学の二次関数で平方完成を2行でやる考え方。これで二次関数の問題も時短
高校数学で最初に苦労する人が多いのは
二次関数。
そして頂点の座標を求めるため
二次間数では避けては通れないのが
平方完成。
平方完成も慣れてできるようになれば
なんて言うことなくなるでしょう。
でもオーソドックスに行くと
4,5行になるので
ちょっと手間ですよね。
残念なことに高校数学では
二次関数との融合問題もあり
大学受験まで避けて通ることはできません。
しかし、平方完成を2行で
やる方法があるのです。
そうすれば高校3年間を通して見れば
かなりの時間短縮になります。
今回は平方完成を2行でやる方法を
ご紹介します。
平方完成のオーソドックスな方法
まずは平方完成のオーソドックスな方法から。
①x2とxをx2の係数でくくる。
②xの係数の半分の2乗を足して引く。(ここは省略する人が多い)
③因数分解
④最初にくくったx2の係数を掛ける
⑤定数項を計算
言葉で説明するとわかりにくいので
具体例で見ていきましょう。
例)
3x2+2x+1
=3(x2+2/3x)+1・・・・・・・・①
=3{(x2+2/3x+1/9)-1/9}+1・・・②
=3{(x+1/3)2-1/9}+1・・・・・・③
=3(x+1/3)2–1/3+1・・・・・・・④
=3(x+1/3)2+2/3・・・・・・・・⑤
②は省略する人が多いのですが
それでも4行書かなければいけません。
平方完成を2行でやる考え方
では平方完成を2行でやる
考え方を見ていきましょう。
今度は先程と同じ式での具体例から
見てみます。
3x2+2x+1
=3(x+1/3)2ー1/3+1・・・・・①
=3(x+1/3)2+2/3・・・・・・②
簡単に言うと
先程のオーソドックスな方法の
①〜③を頭の中でやってます。
①に行く過程で
次の2つの考えを使っています。
・前の2つをx2の係数の3でくくった半分の1/3を因数分解の中の定数にする。
・その1/3の2乗の1/9に、くくった3を掛けた1/3を引く。
あと2、3例、加えます。
3x2+6x+2
=3(x+1)2ー3+2・・・・・①
=3(x+1/3)2ー1・・・・・・②
2x2+3x+1
=2(x+3/4)2ー9/8+1・・・・・①
=3(x+1/3)2+1/8・・・・・・②
オーソドックスな方法に慣れていると
最初は馴染めないでしょう。
しかしこの考え方を使えるようになれば
平方完成で書く量が減り、
結構な時間短縮になります。
共通テストをはじめ
現在の大学受験は問題量が多いので
スピードも大切です。
このようなちょっとしたテクニックで
時間短縮していきましょう。
P.S.
次の記事でも計算テクニックのお話です。
ぜひ一緒にご覧ください。
↓↓↓
数列のΣ計算は場合によっては簡単にできることもある。それはどんな場合?
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