高1の物理基礎でつまづく原因は?その兆しは中3の理科の物理にも潜んでいる。




高校生になって数学だけでなく
理科も(特に物理)が
格段に難しく感じるようになった。

そう感じる高校生も
少なくないようです。

将来文系志望だったり、
理系でも物理を選択しない場合でも
高1生なら物理基礎は避けて通れません。

だから普段塾で
数学を教えている生徒でも
定期テスト前になると
特別に物理を教えてと頼まれる機会は
少なくありませんでした。

高校生になって
物理が難しと感じる原因は
昨日ご紹介したアンケート結果から
見て取れます。
物理が嫌い!物理が苦手!その原因を調べてみた結果わかった意外な共通点

「問題の条件が現実ではありえない」
「力、速度の分解がうまく出来ない」

他にもアンケート結果にはありませんでしたが
「数学より先に三角比を使う」

これらが高1で学ぶ
物理基礎の壁になっているようです。

▼「現実ではありえない」は高1物理が初めてではない。

例えば、
「物体が移動する時、
接触面との摩擦を考えないものとする…」

確かにこういう条件は
現実ではありえませんよね。

だからイメージできないのでしょう。

しかし、こういう条件の問題は
中3の理科でも実はやっているのです。

中3の後半の学校の授業は
入試まで時間が限られているので
早く進められがち。

なので実は高校につながっている
内容がサラッと流されているのでしょう。

でも高校になったら
現実にはありえない問題は
当たり前のように出てきます。

中学生のうちから
そういう条件に慣れておくのが理想です。

とは言え、高校生になってから
それに気付くもの。

思い切って現実とは切り離して
そういうものと割り切る考え方も
必要になってくるでしょう。

▼力速度の分解が上手くできない

速度の分解は
高1で初めてやることですが
力の分解も中3でやってますよね。

速度の分解も力の分解も
基本同じなので
力の分解ができれば
速度の分解も問題ないはず。

でも、そこで苦労するということは
中3でやる力の分解が
シッカリ身についていない
可能性があります。

分解で物理基礎につまづくのも
中3でその兆しが
出ているかもしれません。

もしくは数学よりも先に
三角比が登場するからかもしれません。

三角比については
過去に原因を求めることは
できませんので、数学と合わせて
三角比を早めにマスターしましょう。

ですが三角比と関係なく
分解に苦労するようでしたら
中学に戻って復習してみるのも
いいでしょう。

▼まとめ

高1で学ぶ物理基礎でのつまづきは
中学3年生の理科から
始まっているかもしれません。

もし中学3年生の時
物理が苦手だったと感じていたなら
そこに戻って復習してみましょう。

そうすれば物理基礎のつまづきも
改善される可能性があります。

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